会って話をしたり、同じ体験を通じて感情を共有したり。「人間関係」と言えば、人と人の直接的な関わり合いだけを指し示したのは、いつの時代でしょうか。
今やインターネットが人間関係を変えました。オフラインとオンラインという言葉が生まれ、SNS上では24時間、いつでもどこでも人々が繋がるようになりました。
時代の流れとともに、ビジネスにも変化が訪れます。
「インサイドセールス」という言葉を聞いたことがありますか?
国土の広いアメリカではすでに盛んですが、ここ日本でも多くの企業が取り入れるようになりました。今回は、そのインサイドセールスのメリットを3つほど見ていきましょう。
インサイドセールスってなに?
(インサイドセールスが初耳だと言う方のために、簡単に説明します。すでに理解している方は、読み飛ばしてください。)
オフィス、ないしは在宅などで内勤しながら営業活動をすることを「インサイドセールス」と言います。
従来の営業と言えば、外出して訪問することが前提だったので、「内勤で営業をする?」と首を傾げる方もいると思います。ただ、リモートワークの環境は整っており、場所に関わらず顧客とコミュニケーションをとることが少しずつ可能になってきました。
参考:「インサイドセールスとは?4つのTIPSから意味や注目される背景を見てみましょう」
メリット1:営業の効率化
(それではここから、インサイドセールスのメリットについて見ていきます。)インサイドセールスの一番のメリットは、営業フローそのものを効率化することにあります。
訪問して会って話をするという一連の流れには、もちろん人と人が直接会うことで生まれる良いものもありますが、効率的とは言えません。
移動コストや場所の制約、大事な要点に辿り着くまでの不要な行動など、思いつくだけでも省くことが可能なものはあります。
何から何まで効率化することが良いとは限りませんし、訪問して直接会うことを否定してはなりませんが、小さな無駄を省いていくことで営業成果を上げることはできます。
単純に打ち合わせを非対面にするだけではなく、コンテンツを活用したプル型のマーケティングを展開することで、リードジェネレーションからナーチャリングまでをさらに効率よく行うことができるでしょう。
メリット2:プル型マーケティングの展開
では『プル型マーケティング』とは何でしょうか?(横文字ばかりでわかりにくいですね。)
プッシュ型・プル型には、こちらから積極的にアプローチするか、向こう(顧客側)からアプローチされるかの違いがあります。
先ほど触れたコンテンツを活用したマーケティングは、コンテンツを通じてリード顧客が自社商品・サービスを見つけられるようにします。
よく知られた方法だと、企業がオウンドメディアを作り、継続的にコンテンツを更新して顧客に発見してもらうといった方法があります。
プッシュ型しか行ってこなかった企業の場合、「コンテンツを活用して・・・?」と頭に(?)が浮かび、言っている意味が理解できないかもしれません。
しかし、人的リソースに頼りがちなプッシュ型に比べて、プル型マーケティングはリード顧客が増えたり、コンテンツが増えたりすることで、人的リソースに頼らずに成果を上げることができます。
インサイドセールスを単純に「内勤型営業」だと捉えると、実はこの点を見逃してしまいますが、企業がコンテンツを活用して、プル型マーケティングも展開できるようになると、さらに営業の幅が広がりますね。
メリット3:リモートワークの可能性を広げる
最後に挙げたいメリットとして、インサイドセールスを導入すると社員の「働き方」が変わる点があります。
想像してみてください。訪問のために外出して顧客と直接会うことは、場所を制約することに繋がりませんか?
例えば電車で1時間かけて移動して、顧客の元に向かい、1時間の商談をして戻ってくると3時間。
3時間の間、社員は場所を制約されることになります。
一方、インサイドセールスは基本的に内勤なので、会社の規定次第ですがオフィス、ないしは在宅などでも行うことができます。つまり、場所を制約しないのです。
場所の制約がないことで、遠方にいる社員や、家から離れられない主婦にも活躍する場が与えられます。
いわば、インサイドセールスはリモートワークの可能性を広げることにも一役買っているのです。社員の働き方が変わるイメージが湧きまよね。
今回は3つほど挙げてみましたが、インサイドセールスにはその他にも様々なメリットがあります。インサイドセールスの導入で営業が変わることは、間違いありません。
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