知られざる地方の優良企業をマーケティングトレースするシリーズの第一弾。
ファナックのマーケティングトレースを行なっていきます。
世界中のあらゆる工場や製造現場に組み込まれている商品を生み出す企業が、富士山の麓・忍野村に存在します。
黄色のブランドカラーで有名な会社ですね。
ファナック株式会社です。
・NC装置で世界シェア50%
・小型ロボドリルで世界シェア80%
緻密さが求められる、Apple製品も、ファナックのロボドリルによってつくられていることで有名です。
直近の決算は、外部環境要因により落ち込んでいますが、超優良企業であることは売上・営業利益の推移をみるとわかります。2015年は営業利益率が40%を超えています。
本日は、ファナックがどのように世界最大手のポジションを確立し、高収益体質を築いてきたのかを、マーケティングトレースから読み解いていきます。
マーケティングトレースの全体像はこちら
ファナックの競争優位性を生み出す好循環サイクル
今回は、マーケティングトレースを実施することで理解できた、ファナックの競争力を生み出してきた『成長の好循環サイクル』をテーマにお伝えしていきます。
『成長の好循環サイクル』は3つのポイントから成り立っていました。
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ファナックから学ぶ『成長の好循環サイクル』
付加価値が高い商品(Product)をつくる
↓
価格設定(Price)にこだわり十分な利益を確保
↓
研究開発に再投資して技術優位性強化
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1つずつ掘り下げていきます。
黒澤さんが地方優良企業のマーケティングトレースを行う、
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