「カスタマージャーニー分析」とは、ここ数年の間でよく耳にする言葉の一つかもしれません。
特にマーケティング業界では、関連書籍が出たり雑誌で特集が組まれたりした影響で、幅広い業種で、今一度カスタマージャーニーを見直そうとする動きがあります。
アドエビスマーケラボでも、過去にこのようなコンテンツをお届けしてまいりました。
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「【カスタマージャーニーマップ海外事例10】ビジュアルで理解するとわかりやすい!」
「カスタマージャーニー分析の具体例&注意点3つ〜隠れた効果を明らかに?〜」
今回は、カスタマージャーニー分析でデキる3つのことを順番に見ていきましょう。
今まで明かされなかった「効果の立証」を積み上げることで、より大きなマーケティング戦略を描くことができるはずです。
1. 顧客の心情が想像しやすくなる
もし御社が、各マーケティング施策を個別に見てCPAで効果測定をしているとしたら、顧客の心情を想像することに苦しむ可能性があります。
自分が顧客の立場に立てばわかりますが、どんな広告でも1度見ただけで即座に購入に至ったり、会員登録をしたりすることはイメージしにくいですよね?
よほど顕在的なニーズを持っていない限り、多くの場合、複数の広告を見てからコンバージョンに至ると思います。
しかし各マーケティング施策を個別に見て、CPAで効果測定をすると、顧客が最後にクリックした広告だけからしか、コンバージョンが上がっている可能性が高いのです。
これでは、顧客がコンバージョンまで至ったフローがわからず、どのような心情で購入したのかを想像することは難しいと言えます。
「認知」から「購入」までどのようなフローで購入したのか
カスタマージャーニー分析は、顧客がコンバージョンまで至った旅(ジャーニー)をマーケターが分析することを指しています。
例えば、動画広告を見て、ネイティブアドを読んで、リスティング広告をクリックして・・・といったように、カスタマージャーニーを分析することで、顧客がどのような心情でコンバージョンまで至ったのかを想像しやすくなります。
2. 広告の「隠れた効果」を明らかに
カスタマージャーニー分析は、それだけで終わりません。
顕在ニーズを持った顧客向けの、いわゆる刈り取り型広告は、CPAが低くなりやすかったので出稿が決まりやすかったという事情があります。
しかし、一方で潜在ニーズ向けで、すぐに購入には結びつきにくかったり、ブランディング目的で使う動画広告やネイティブアドなどは、CPAで見てしまうと効果がないと判断されて、継続出稿につながりにくい側面もありました。
しかし、カスタマージャーニー分析をすることで、潜在ニーズ向け広告の隠れた効果を明らかにすることができます。
このことで、潜在ニーズ向けの広告の本当の効果を知ることができるようになりました。
3. カスタマージャーニー分析で効果の立証を積み上げる
潜在ニーズ向けのマーケティング施策は様々ありますが、その効果が立証されれば、広告予算を大胆に使ってみようといった判断ができますよね?
今までアプローチが難しかった潜在層への施策も、こうした効果の立証を積み上げていくことで、施策の幅も広がっていくでしょう。
すると今までになかった大きなマーケティング戦略を描くことができて、アイディアの幅もぐんぐん広がります。
もし、まだ御社がカスタマージャーニー分析をしていなかったら、一度お試しいただくことをオススメします。
カスタマージャーニー分析について詳しく知りたい方は、ぜひ詳細をご確認ください!
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