様々な角度から考えてみたり、具体例を出してみたりと、今まで本ブログでは「ブランディング」について理解を深めてきました。
今回は、ブランディングという大きな括りの範囲を狭めて、Webブランディングに焦点を当てたいと思います。
アドエビスをご存じの方は、おそらくマーケティングを生業としている方が多いと思いますが、マーケティングはマーケティングだけで完結せず、ブランディングと密接に関わるものです。
それはWebブランディングという限定的なブランディングにおいても同様で、例えばWeb広告で新規顧客を増やすマーケティング視点の施策も、ブランディングと深い関係があります。
今回は、そんなWebブランディングについて理解を深めつつ、その3つのキーポイントと効果測定の方法について考えてみましょう。
Webでもブランディングの本質は変わらない
ことWebブランディングというと、「Web」とついているだけで、どこか特別なことをしなくてはならない錯覚に陥るかもしれません。
しかし、ブランディングはブランディングです。本質は変わりません。
以前、ブランディングとは「人々が企業・商品に抱く良いイメージを醸成すること」と説明しました。
ブランディングをするのがWebコンテンツであるだけで、Webだとしても、このブランディングの本質は変わらないのです。
Webブランディングにおける3つのキーポイント
それでは、ここからWebブランディングにおける3つのキーポイントを見ていきましょう。
本質は変わらないとお伝えしましたが、Webだからこその特徴的なこともあります。
ユーザーとのタッチポイントを増やす
まず一つ目は、Webだけに限りませんがユーザーとのタッチポイントをなるべく増やすということです。
Web広告・コンテンツなどを駆使して、なるべくユーザーとのタッチポイントを増やすことが大事です。
もちろん、ネガティヴな印象を与える広告やコンテンツでは、ユーザーと接点を持っても仕方がありませんし、度を超えた接触ではなく適切な回数であることは前提です。
ただユーザーと接触しなくては、何も始まりません。
ユーザーに対してブランドの認知度をあげたり、商品・サービスの理解促進をするためにも、タッチポイントをなるべく増やしましょう。(企業がオウンドメディアを持つ狙いの一つも、ここにあります。)
Webサイトの滞在時間を伸ばす工夫を
ブランドのWebサイトがあるなら、なるべくユーザーが興味を持って回遊できるようにすることは大切です。
ブランドが生まれたストーリーや、日々の情報を発信することで、ユーザーのエンゲージメントを高めることができます。
出典:パタゴニアについて
例えばパタゴニアのWebサイトに訪れると、パタゴニアというブランドが生まれたストーリーを垣間見ることができます。それ以外にも、写真や映画といったコンテンツがあり、Webサイトに訪れたユーザーを飽きさせない工夫が盛りだくさんです。
昨今では、単なるWebサイトではなく、コンテンツを充実したWebメディアの体裁をとるサイトも増えてきました。これらはすべて、ユーザーになるべく長い時間滞在してもらい、ブランドへのエンゲージメントを高める工夫だと言えます。
Webブランディングだからできる効果測定
最後に、”Web”ブランディングだからこそできることに「効果測定」があります。
ユーザーがWebサイトに来訪して、何らかのコンテンツをクリックしたり、読了したり回遊したりといったアクションを可視化できることは、紙のブランディングとは大きな違いです。
ただ一方で、Webブランディングの効果測定には大きな課題があります。
「新規顧客を増やす」といった目に見えて効果がわかるものとは違い、ブランディングは抽象度が高く、確固たる指標がないのです。
Webブランディングの効果測定に新指標を
そこで私たちがご提案したいのが、「新規接触率」というWebブランディングのための新指標です。
この指標でわかることは、「その媒体を通じて初めてブランドに接触した人の割合」です。
ブランディングをする上で、『真っ先に想起されること』は重要ですよね?
この指標でブランディング効果の全てを網羅することは難しいですが、「新規接触率」を使うことで、どれだけブランドの認知を広げることができたのかを測ることができます。
もしさらに詳しい話を知りたい方は、「新規接触率」での効果測定をした上で行うべき施策などをホワイトペーパーにまとめましたので、ぜひダウンロードしてご確認いただければと思います!
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