コンテンツマーケティングにおける「ebook(イーブック)」は、電子書籍のことを指すのではなく、ホワイトペーパーとほぼ同義で、パワーポイントやkeynoteなどでまとめられた資料、文書などを指します。
コンテンツを活用して自社の商品・サービスを訴求したり、ブランディングを行うことや採用を行うことを目的にオウンドメディアを運用する企業は増えましたが、ebookの重要性については、そこまで知られていないかもしれません。
特にB to Bビジネスを行う企業であれば、ebookのダウンロードをアポイントに繋げることができたり、そこを起点に新たなマーケティング施策を展開することができます。
今回は、そんなコンテンツマーケティングに必須とも言えるebookを活用するための4つの視点をお伝えします。
1. ebookまでの最適な導線は用意できているか?
まずはebookの内容そのものではなく、ダウンロードまでの導線を確認しましょう。
例えば、右カラムに存在するディスプレイ広告の配置場所と同じ場所に、ebookのダウンロードページへのリンクが貼ってあった場合、CVRはどれだけ出るでしょうか?
そのebookと関連性が高いコンテンツ下部にリンクを貼った場合とは、どちらのCVRが高いでしょうか?
もし十分なインプレッションが確保できるのであれば、こういった細かいテストを実施して、ebookまでの最適な導線を探すことは非常に重要です。
2. 来訪ユーザーの課題に対する解決があるか?
続いてはebookの内容についてですが、来訪したユーザーが抱える課題に対して、そのebookが解決になっているか?といった視点は見逃せません。
いくら作り手が魅力的なタイトルをつけても、来訪するユーザーにとって魅力的かどうかは別問題です。
ユーザーの課題を解決してくれる、あるいはしてくれそうだと思われれば、それだけダウンロード率も上がります。
3. 他では手に入らない情報がまとまっているか?
続いては、ebookにまとまっている情報のオリジナリティについてです。
オリジナリティが高い情報を集めるのは至難の技ですが、ここには一つテクニックがあります。
それは、調査会社などと連携して、ユーザーが欲しいと思う情報をアンケートなどで集めて統計を取る方法です。
アンケートを独自調査で行うことで、他では手に入らない情報がまとまったebookを作ることができます。
4. ebookで重要なのはデザインではない
最後にデザインについてですが、ebookはダウンロードされるか、されないかが大きな分かれ道なので、正直なところ中身のデザイン性が高ければ良いというものではありません。
デザイン性が高い方が見栄えがいいものの、そこが一番重要ではないです。もちろん、グラフが見やすかったり、資料全体がわかりやすいデザインは好まれます。
ただ、そのebookがユーザーに大事なことを教えてくれるのか否かの方が、よほど大事ではないでしょうか?
ここまでebook活用のための4つの視点をお伝えしてきました。
ある程度のアクセス数が担保できるようになったら、積極的にebookを作って、試行錯誤を繰り返してみてください。だんだんと、成果を上げるコツが見えてくるはずです。「ホワイトペーパーの失敗する作り方」も合わせて読んでくださいね。
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