弱小ブランドだなんて誇張して書きましたが、ブランドが始まったばかりの頃は特に、誰もが知っているブランドとは何もかも訳が違います。
成長戦略なんていう大仰なことを描く前に、名前すら知っている人がほとんどいないのです。
しかし、それでもブランドはその使命ゆえ、前に進んでいかなくてはなりません。
そんな時に気をつけるべき3つのポイントについて、今回まとめてみました。
広く告げても仕方がない
「知ってもらう」という意味合いが強いマーケティングは、ある意味、とても泥くさいと言えます。
広告予算を毎月数千万円使うような大企業と小さなブランドは、方法論が根本的にちがいます。
よほどプロダクトに優位性が無い限り、まだ名前が知られていない段階で広告に多額の予算をつぎ込むことは意味がありません。
闇雲に広く告げても、思うようなリターンは得られないのです。
広告は多くの場合、短い時間での勝負です。
顧客との接点で、いかに短時間で印象を残すかを競い合う側面があります。
そんな広告を、知名度が無いに等しいブランドが行っても仕方がないのです。
極意はコラボレーション
では、どのようにブランドが成長戦略を描けば良いのか。その点は誰しもが知りたいだろうと思います。
ブランドごとに抱える課題や、振り向いて欲しい顧客がちがいますし、はっきり言って「これ」といった正解などありません。
それでもヒントのようなものをお伝えすると、一つはコラボレーションにあります。
先行する多くのブランドには、そのブランドに好意を寄せるファンがいるので、思想や哲学が似たブランドを探し、一緒にプロモーションやイベントを企画することで、お互いのファンにブランドのことを知ってもらうのです。
これなら、短時間で印象を残す必要はありません。
時間が許す限りブランドの思想や哲学を顧客にお伝えしましょう。
プロダクトに集中せよ
成長戦略を描く上でマーケティング面ばかりに気を取られてはなりません。マーケティングがいくら優れていても、プロダクトにファンがつかなくては元も子もないからです。
(それを言っちゃあおしまいよ・・・)という声も聞こえてきそうですが、ブランド全体のことを考えるなら、良いマーケティング以上に良いプロダクトが優先されるべきではないでしょうか?
何よりもまずプロダクトに集中して、良いものが作れるような時間のとり方、スケジュールを考えたいところです。今の時代はプロダクトのイノベーション、リノベーションが何よりも一番の成長へと繋がります。
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