Web広告もコンテンツもランディングページも、どんなクリエイティブがユーザーの心を掴むのかは誰にもわかりません。
もちろんノウハウや経験で、ある程度の傾向はわかりますが、狙った通りに行かないこともたくさんあります。
しかしデジタルマーケティングの世界は、雑誌や新聞とは決定的に違います。ユーザーのアクションを定量的なデータとして計測できるのです。
あとはABテストを繰り返し、そのPDCAを高速で回転させることで、より良いクリエイティブを見つけることができます。
今回は、ECビジネスを加速させるために重要な『マイクロコンバージョン』をご紹介します。
マイクロコンバージョンが必要になる理由は?
ECビジネスではユーザーがランディングしたページから、最終的にコンバージョンに至るまでの間で、少しずつその数は減っていきます。
出典:Businessman finger pointing to the screen of a tablet-pc
例えば、Webメディアを集客の入り口とすると・・・。
基本的にはWebメディアのコンテンツ → ランディングページ(商品紹介)→ カート →商品購入ページといった順番で、必然的に段階を追って訪問するユーザー数は減っていきます。
こういった性質があるため、単純にコンバージョンだけを追っていると、冒頭で触れたような高速PDCAを回すことが難しい側面があります。
例えば十分なコンバージョン数が確保できないと、効果測定をする上で十分な母数とは言えず、信頼できる結果かどうかは疑わざるをえません。
だからこそ、マイクロコンバージョンが必要になるのです。
マイクロコンバージョンとは?
マイクロコンバージョンとは、最終ゴールとしているコンバージョンに至るまでのプロセスに設置する指標のことで、国内では『中間コンバージョン』といった呼ばれ方をすることもあります。
例えば、先ほどの「Webメディアのコンテンツ → ランディングページ(商品紹介)→ カート →商品購入ページ」の例だと、ランディングページの途中や、ユーザーが個人情報を入力するフォームに設置することで、どこがボトルネックになっているかがわかるようになります。
マイクロコンバージョンを活用したワンスターの事例
株式会社ワンスターでは、このマイクロコンバージョンを活用して高速PDCAを回しています。
株式会社ワンスターの九日 裕智 氏は、このように述べます。
基本的には重複を排除した、最終コンバージョンの計測をメインで使っています。それ以外では、フォーム画面の改善や広告のPDCAを高速化させるために、マイクロコンバージョンを計測することが多いです。
広告からフォーム、コンバージョンまでの流れを一気通貫で追うことができるので、どこがボトルネックになっているのかクリアになります。クライアント様にご報告する時はアドエビスで計測したデータを基に、改善策や追加の提案を行っています。
このようにマイクロコンバージョンを活用することで、最終コンバージョンで判断するよりも早い段階でボトルネックを発見することができ、クリエイティブ改善のPDCAを高速で回すことができるのです。
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