2018年の今、ここ数年で提唱されてきた「オウンドメディアを作るべき」論を冷静に見た時に、必ずしも正解は一つではないと感じませんか?
潤沢な資本力があり、オウンドメディアを安定的に運用していく人材がいれば良いのですが、周囲を見渡すとそうではないケースも多々あります。
今回は、オウンドメディアを作らずマーケティングを展開する3つのケースを見ていきましょう。
プレスリリースを有効活用するケース
オウンドメディアを作り、継続的に運用していくための資本力、リソースなどを考えると、必ずしもオウンドメディアは必須ではないでしょう。
ただ現代において情報発信が大事なのことは、火を見るよりも明らかです。
オウンドメディアを作らずして、世の中に新しい情報を発信していくにはどうすれば良いでしょうか?
その一つの解として、プレスリリースがあります。話題になるトピックを自ら作り、その話題を元にプレスリリースを打つことでPR(Public Relations)ができるなら、当面はその戦略が有効だと言えます。
プレスリリースを起点に他社のメディアに取り上げられたり、新たな企画が生まれることもあります。コンテンツ制作にかけるリソースも、コストも0(ゼロ)ではありませんが、オウンドメディアを作らないのであれば検討すべき戦略です。
SNS上で影響力がある人と企画を作り上げるケース
オウンドメディアを作ったところで、リーチ力を上げるにはオーガニック検索からの流入か、SNSでのフォロワーを増やす必要があります。
ただ、何もないところからスタートするのは厳しいので、SNS上で影響力がある人と一緒に企画を作り上げていくことが望ましいです。
たとえオウンドメディアがなくても、一緒に企画を作り上げれば、それがSNS上で話題になり自社ブランドのPRに繋がります。
ただ影響力がある人ほど一緒に取り組める可能性は低い場合があるので、そういった人々が一緒に企画したいと考えられるような工夫をする必要はあります。
SNSに完全する注力するケース
最後は、オウンドメディアにかける資本やリソースをすべてSNSに振り分けて注力するケースです。ブランドによっては、SNSとの相性の方が圧倒的によい場合もあります。
少なくとも1,000文字程度を超えるテキストベースのコンテンツを、定期的に継続的にアップすることを考えると、写真を撮ってアップする方がやり方によっては簡単だと言えます。
もちろん『いいね!』がたくさんつく写真やタグ付けの方法を模索していくことは、けっして「簡単」ではありませんが、限りある資本やリソースをどこにどのように振り分けるかは熟考する必要があります。
以上、オウンドメディアを作らずマーケティングを展開する3つのケースを見ました。決してオウンドメディアを作らない方が良いというわけではないので、メリット・デメリットを理解した上でマーケティング施策の一環として展開するのが良いでしょう。
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