WEB担当なら覚えておきたい!プッシュ通知3つの基礎知識

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インターネットサービスやEC事業を展開する皆さまは、ユーザーへのアプローチをどのように行うか、日々頭を悩ませていることでしょう。

多くの方が定番施策としてメールマーケティングを行っていますが、ユーザーへのアプローチはメールだけではなく、他にも様々な方法があり、その一つに「プッシュ通知」があります。

WEB担当であれば(なんとなく知っている)ではなく、今一度プッシュ通知の基本的なことを理解しておきたいところです。そこで今回は、プッシュ通知に関する3つの基礎知識を順番に見ていきましょう。

1. プッシュ通知が高めるユーザーのリテンション

プッシュ通知は、アプリ・WEBサイト運営者がユーザーに向けて、様々な情報を伝える仕組みの一つです。

もともとアプリからの通知のことをプッシュ通知と言いましたが、最近ではWEBからもプッシュ通知が送れるため、ここでは2つを総じて「プッシュ通知」としています。(2つの通知については後述します)

アプリもWEBサイトも、一度インストールされたり訪問してもらっても、それで終わってしまってはなりません。

継続的にユーザーにアプローチして、接触回数を増やさなくてはならないのです。

つまり、ユーザーの「リテンション」を高める必要があります。

ユーザーのリテンションを高めたい時、古くからある手法としてメールは有用ですが、それだけではメールを開封しないユーザーにアプローチできません。最近ではLINEを使ったマーケティング施策に各企業取り組んでいますが、プッシュ通知も効果的な手法の一つです。

2. アプリプッシュ通知とWEBプッシュ通知

それではここで、2つのプッシュ通知=アプリプッシュ通知とWEBプッシュ通知を見ていきましょう。

アプリプッシュ通知とは?

アプリプッシュ通知はスマートフォンで頻繁に目にするはずなので、ご存じの方も多いと思います。

アプリプッシュ通知は、アプリをインストールしたユーザーに情報を伝えることができる機能です。「情報」とは、SNSで「いいね!」がついたり、タグ付けされたりといった細かなものまであり、ユーザーの設定によって通知の有無を決めることができます。

アプリプッシュ通知が表示されるのは、ロック画面や通知センター(Androidだとステータスバー)と呼ばれる場所で、ユーザーは重要な通知を見たらアプリを開くという動作をとります。

つまり、アプリプッシュ通知はユーザーにとって動作の起点になっているのです。

アプリ運営側からすると、当然ながらユーザーにアプリを開いてもらわないと始まりません。アプリプッシュ通知は、インストール後の施策として外すことのできないものです。

WEBプッシュ通知とは?

アプリプッシュ通知に比べて、最近よく見るようになったのがWEBプッシュ通知です。

WEBプッシュ通知をアクティブにするには、WEBサイトに来訪したユーザーに許可をもらう必要があり、ユーザーが許可した場合のみ通知を行うことができます。

そのようなハードルはありますが、スマートフォンアプリ全盛の時代とはいえ、今でもWEBブラウザは無視できません。現状、少しずつWEBプッシュ通知を導入するサイトが増えています。

またアプリプッシュ通知に比べて、ネイティブアプリを開発しなくて良いので、その分ハードルは下がります。ただクリエイティブは画像とテキストのみと限られたものになるので、あくまでWEBサイトに再訪してもらう施策の一つとなります。

3. MAツールとプッシュ通知

もちろんプッシュ通知単体で使っても効果は出ますが、最近ではMAツールにプッシュ通知の機能がついていたり、MAツールとプッシュ通知のサービスを連携できるものもあります。

例えばECサイト運営の場合、サイトから離脱したユーザーに再来訪を促したり、カゴ落ち商品のリマインドを促したりといったことができる他、セグメントをかければ最終訪問から100日以上経っているユーザー向けにプッシュ通知を送ることができます。

メールの開封率が悪いユーザーに絞ってプッシュ通知を送れば、今までアプローチできなかったユーザー層と再度接点を持つことができるかもしれません。

MAツールの機能をすべて使えば、プッシュ通知を含むすべての施策を包括的に観測できるので、よりマーケティングの自動化が進むでしょう。

最後に・・・MAツールを通じて得る定量的なデータも大事ですが、定性的なデータも大事です。時には顧客の声を聞くことで、今まで得られなかった示唆に富んだ仮説を持つことができるかもしれません。

プッシュ通知をはじめとするマーケティング施策の定量的なデータを見つつ、数字だけでは見えない「お客様が本当に求めていること」への気付きを得るために、リサーチ連携をぜひご検討してみてはいかがでしょうか?

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