「One to Oneマーケティング」という言葉を聞いたことがある方は、決して少なくないと思います。
概念自体は、ダイレクトマーケティングの祖であるレスター・ワンダーマンも語っていました。しかし、当時はできることに限りがありました。
しかし2017年の今、テクノロジーの進化によってより精緻なOne to Oneマーケティングを実現できるようになりました。(きっとレスター・ワンダーマンも驚くほどです。)
それでは、One to Oneマーケティングを2017年のこのタイミングで展開していく必要性はどこにあるのでしょうか?そして、見逃されがちなコンテンツの重要性とは、いったいどのようなものでしょうか?一つずつ見ていきましょう。
1. 2017年こそOne to Oneへ
冒頭でも触れたように、「One to Oneマーケティング」という言葉自体は、実は最近言われ始めたものではなく、数年以上前から一部の人の間ではよく聞く言葉でした。
以前お伝えしたように、ダイレクトマーケティングを提唱したレスター・ワンダーマンは、『対象とする顧客が多数いても、個々の顧客に対して「一人の顧客」だと認識して関係構築をするべき』と考えていたので、考え方自体は古くから存在することがわかります。
さらに広義の意味ではECサイトの商品ページ下部にある「おすすめの商品」・「関連商品」といったレコメンドも、One to Oneマーケティングの文脈に当てはまります。
皆さんが一番イメージしやすいのはAmazonのレコメンドではないでしょうか?
そして2017年の今、レコメンドのテクノロジーは飛躍的に進化を遂げ、さらにメールに代表される顧客へのアプローチ方法は、LINEや各種SNSなど多岐に亘っています。
そこにチャットbotやAIといった最新のテクノロジーが導入されて、データの取得からの効果分析も発展しているタイミングなので、One to Oneマーケティングを展開するには、2017年は絶好の機会だと言えます。
2.重要なのはコンテンツ?
ただ、見逃されがちなことで重要なこととして、「コンテンツ」の活用があります。
メール一つとっても、顧客の特性に合わせてセグメントを分けることで、より精度の高いOne to Oneマーケティングができますが、一方でわけたセグメントごとに最適化されたコンテンツが必要になります。
たとえマーケティングオートメーションツールを導入して、マーケティングの自動化を図ったとしても、必要とされるコンテンツまで提供されるわけではありません。
より精緻なOne to Oneマーケティングを展開するには、セグメントを細かく分けていく必要がありますが、セグメントを細かく分けるならその分だけのコンテンツが必要になります。
この点をおざなりにすると、マーケティングオートメーションツールを導入して、いざOne to Oneマーケティングを展開しようとしてもできず、結局は従来と変わらないアプローチしかできないといった事態になりかねません。
コンテンツを継続的に作っていく体制をしっかりと組むことは、まさにOne to Oneマーケティングの展開とセットで考えるべきなのです。
3. 施策軸ではなく人軸で見るマーケティングとは?
そしてOne to Oneマーケティングで何より大事なのは、顧客1人1人に対して展開するマーケティングの効果を正確に測定することです。
そのためには、従来のように施策軸で行っている効果測定から脱却する必要があります。これからは、顧客1人1人に紐づく「人軸」で効果測定をすることが大事になってくるのです。
私たちがご提供するアドエビスを導入すると、今までに蓄積した約100億件のアクセスデータと外部データを連携することで、「広告接触・自然検索・サイト来訪」といった行動履歴と、「年代・性別・地域」といったデモグラフィック情報をユーザー単位で紐付けて分析できるようになります。
このことで、御社が展開するOne to Oneマーケティングの効果測定を「人軸」で行うことができ、より正確な分析から次の戦略を練ることができるのです。
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