想像を遥かに超える。ブランディングにおける3つの難しさ

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軽々しく「これからの時代は、ブランディング。」なんて言った自分が恨めしい。

もともと広告が好きで、メインの仕事はインターネット広告でした。純広告の出稿から運用、クリエイティブの制作まで、ほとんどすべてをやってきたつもりです。

しかし、部署が変わってブランディングについて考える日々となりました。

ブランディングもマーケティングも変わらない。KPIを設定して、クリアするために試行錯誤するだけだと思っていた自分は甘かったかもしれません。

私が感じた、「ブランディングにおける3つの難しさ」をここに綴ります。

統一性・一貫性がとっても重要

マーケティングのために作る広告のクリエイティブは、基本的には目標とする新規顧客を増やすためのものです。

正直、CPAやLTVで見たときに成果が良ければ、細かい色味やコピーにまで気を使うことはありませんでした。

むしろ、それより時間をかけずに大量のクリエイティブを試して、PDCAサイクルを回しながら成果を上げていく、といった試みを重視しました。

しかし、ブランディングはまったく考え方が異なります。

色もコピーも、構成やフォントに至るまで、細かな部分まで細心の注意を払って「統一性・一貫性」に気をつけないといけません。

ブランドイメージは顧客体験を通じて醸成されていくものです。その体験が、毎回すこしでも違うとなると、イメージが弱くなったり、伝えたいことが伝わらないこともあります。

同じメッセージを繰り返す

よほど印象的なコピーでもない限り、人の心に一瞬で残るメッセージはありません。

「ない」と思った方が良いかもしれません。

だから、ブランドは「統一性・一貫性」に気をつけて、同じメッセージを繰り返し繰り返し発信することが大事だと気づきました。

「同じメッセージ」と言っても、コピー&ペーストでいいわけがありません。

同じことを、毎回ちがった方法とコンテンツで伝えるのです。これは難しいことです。

ブランディング?やることは地道で泥くさい

最後に。一見、当たり前のことを継続し続けることは難しいことです。

ブランディングという華やかなイメージは、実際に携わると変わるかもしれません。

「統一性・一貫性」に気をつけて、同じメッセージを繰り返すこともそうですが、毎日のように顧客とのタッチポイントと、そこでの体験をどうするかを考え抜くことは、とても地道で泥くさいことでもあります。

もちろん華やかな一瞬もありますが、ブランディングは顧客からの信頼の積み重ねでもあります。これは、一朝一夕ではできない難しいことです。

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