4つのTIPSから考えるアウトバウンドマーケティングの新たな形

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ここ数年のマーケティング業界を振り返ると、インバウンドマーケティングに注目が集まったと感じませんか?

コンテンツを活用したマーケティングは、質の高いコンテンツを継続的に発信することで、プル型で顧客の興味関心を惹く戦略とも言い換えられます。

一方、インバウンドを理解する上で、対義語であるアウトバンドの理解も求められます。顧客へのアプローチは、インターネットが世の中に浸透していく過程で変化してきました。

その変遷も踏まえて、アウトバウンドマーケティングについて見ていきましょう。アウトバウンドマーケティングの新たな形とは、いったい何を指しているのでしょう。

アウトバウンドマーケティングとは?

それでは、アウトバウンドマーケティングの概要から見ていきましょう。

広義の意味では広告も入りますし、いわゆるテレアポやメルマガなどもアウトバウンドマーケティングに入ります。

ただ、どの施策がアウトバウンドで、どれがインバウンドなのかを細かく見ていくよりも、その本質を理解した方が早いでしょう。

アウトバウンドの元々の意味は、(外に向かう)にあります。つまり顧客を引き込む(プル型の)インバウンドマーケティングとは逆に、アウトバウンドマーケティングはプッシュ型のマーケティングです。

つまり顧客からのアプローチではなく、事業者側から発信してマーケティング活動することを、アウトバウンドマーケティングだと理解することができます。

嫌われるアウトバウンドマーケティング?

かつては基本的には営業もマーケティングも、このアウトバウンドがメインでした。

つまり事業者側が自らアポイントをとってアプローチしたり、広告を出して顧客に訴えかけるといった具合です。

しかし、インターネットが世の中に浸透すると、状況は一変します。人々は欲しいものは自ら能動的に探すようになり、知らないことは検索して調べ、SNSで口コミをシェアします。

こういった状況になると、アウトバウンドマーケティングは(大げさに言うと)自分の時間を奪うものだと感じる人が増え始めます。これでは事業者側が有益な情報を持っていても、嫌われてしまう可能性が否めません。

アウトバウンドマーケティングの良い点とは

では、アウトバウンドマーケティングはやめた方が良いのでしょうか?

その質問に答えるためには、アウトバウンドマーケティングの良い点を見極める必要があります。

諸説あると思いますが、筆者が考えるアウトバウンドマーケティングの良い点は、潜在顧客の中でも成約への温度が低い潜在顧客や、コンテンツがリーチしない潜在顧客にもアプローチできる点、そして最後の一押しができる点にあります。

裏を返せば、ある程度の温度感を持ち、コンテンツに接触する可能性がある潜在顧客はインバウンドマーケティングでリーチすべきです。

ただアウトバウンドマーケティングと一口に言っても様々なので、WEB広告に関しては、ニーズが顕在化したユーザーの受け皿としても、恒常的な出稿は必要だと思います。

アウトバウンドマーケティングの新たな形

大事なのは、アウトバウンドマーケティングかインバウンドマーケティングの二択ではなく、上手に両方を組み合わせる点にあります。

インバウンドマーケティングで潜在層へのリーチを増やしつつ、マーケティングオートメーションツールを駆使して潜在顧客をスコアリングし、最終的な一押しをアウトバウンドで行うケースは多々あります。

するとアウトバウンドマーケティングだけでは見えなかった、アウトバウンドの良さも見えてきますし、インバウンドと組み合わせることで新たな形も見えてくるはずです。

マーケターはインバウンドのみに頼り、綺麗に成約まで持って行こうとし過ぎずに、営業のアウトバウンドの力や広告を上手に使うことで、さらに良い成果を上げることができるのです。

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