自社製品のブランドエクイティを高めたい、でもどうしたらいいかわからない。
そんな想いを持っていませんか?
直ぐに現れる競合製品、急かされる自社製品の開発力、終わりなき価格競争。
そのかたわら、どんな競合にも微動だにせず、価格競争にも参加しない製品が存在します。
その製品に共通しているのは、一過性ではないブランドエクイティの高さです。
では、どうすればブランドエクイティは高まり、ブランド効果が最大化されるのでしょうか?
今回はコンテンツマーケティングが起こすブランド効果を3つの視点で考えて、その答えに迫りたいと思います。
1. そもそもブランドとは何か?
ブランドとは、他社商品やサービスとの違いをはっきり示す名前、語句、デザイン、シンボルと定義されています。
しかしそれだけでは説明不足で、優良顧客から信頼されていることが絶対条件でしょう。
なぜ多くの企業がブランド化を目指すか?といえば、「これが絶対好き!これしか買わない!」といった優良顧客とのロイヤルティが、リピート購買に繋がるからです。
筆者は以前、プレミアムアイスの研究をしていましたが、圧倒的な地位を築いていたのがハーゲンダッツでした。アイスの多くが「暑さ対策」「酔い冷まし」にアイスを食べる中、ハーゲンダッツは「自分へのご褒美」「めでたいことがあったとき」に買うブランドとして地位を築いていました。
製品が「実体」を超えて、消費者の「意識」に製品が持つ直接的な効用だけでなくマインドを変える力を持ち始めたとき、ブランドに変化する良い例です。
2. コンテンツマーケティングでブランド力を育成する?
ブランド力がある商品は、消費者から「良い心理的イメージおよび価値」を持たれています。
商品がブランド力をつけるためには、下記4つが必要です。
- 知ってもらう
- 体験してもらう
- 覚えてもらう
- 好きになってもらう
この中でも、まず「知ってもらう」ことは非常に重要なことです。
そのためにTVCMが大量に流され、関心を持ってもらうために好感度の高いタレントが起用されるわけですね。
近年においては、消費者の集まる場所がTVからネットに移行したことで、コンテンツマーケティングが注目を集めています。
商品はおろか業界すら知らない消費者に効用を知ってもらい、機能を知ってもらい、そして商品を知ってもらう。
そして「知ってもらう」から「体験してもらう」まで、消費者のモチベーションを高めるといった点で、コンテンツマーケティングが大きな貢献をしています。
3. デジタルが可能にするブランド力の効果測定
ブランド力の効果測定を、デジタルでは数字で表現できます。
コンテンツマーケティングではいかに大勢に知ってもらったかという点で新規率、またソーシャル上で「こんなことを知っている自分ってすごい」「みんな知ってる?教えたい!」という欲求を披露しているという点で、拡散数などの指標が欠かせません。
こうした数字をコンテンツ単位で横並びに評価して、どのコンテンツが強いかを把握することができます。
このような効果測定は、デジタルの世界が得意とすることです。
もちろん消費者に直接聞くことも一考でしょう。
例えば定期購読しているユーザー、1回しか買わないユーザー、1度も買っていないユーザー、それぞれにインターネットリサーチを通じてヒアリングを行い、消費者の中のロイヤルティを数字化することも可能です。
今回のまとめ
今回は、コンテンツマーケティングにおけるブランド効果についてお伝えしました。
従来のブランディング方法に加えて、コンテンツマーケティングによる顧客育成を検討してみてはいかがでしょうか?
御社製品のブランド効果を最大化するために、オンラインでもブランドエクイティを高めていきましょう。
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