ユーザーインタビューの経験者であれば誰しも、初心者の時に少なからずミスをしてしまったり、インタビューそのものが失敗だったという感触を持ったことはあるでしょう。
インタビューは相手が存在しますし、わざわざ足を運んでくださって時間をいただいている手前、「やっぱりもう一回お願いします。」とは言えない、失敗が許されないものです。
しかしそれでも初めてのユーザーインタビューは失敗がつきものです。
そこで今回失敗しないための7か条を用意してみました。
属性情報はインタビュー前に取得
いきなり地味な話からスタートしますが、インタビュー前に属性情報をいただいておくことはとても重要です。
Googleフォームなどを使い、簡単で良いのでわざわざインタビューで答えていただく必要がない情報を取得しておきましょう。
インタビューの時間は限られているので、これで改めて「お名前は?」「ご年齢は?」といった質問をする必要はありません。
意外に忘れがちですが、属性情報は必ず先にいただいておくべきです。
自己紹介は忘れず、手短に
インタビューをスタートする前に自己紹介をしましょう。
たとえ事前にオンライン上のやりとりがあったとしても、初めて会う場合や関係性が薄い場合は改めて自己紹介をするに越したことはありません。
当たり前の話だと思うでしょうが、知らない人に自分のことを話すのが不安だと感じる人もいます。できればアイスブレイク的な話題も交えて、自分の人となりを少しでも伝えられるのが理想です。
ただの堅い自己紹介に終わらず、場の雰囲気が和むように工夫してみてくださいね。
冒頭が最も肝心
インタビューはスタートする直前、つまり冒頭が最も肝心です。
インタビュー前に個人情報の取り扱いや時間の確認を済ませることも大事ですが、何よりもインタビューの目的をしっかり伝えることが大事です。
「今からいったい何を聞かれるのか?」
「自分は何を中心に話せば良いのか?」
「どんなことをメインに伝えれば良いのか?」
こういった点を説明することで、ユーザーは心置きなく話すことができるからです。
話すのはあくまでユーザー
インタビュー中にやってはいけないこととして、インタビュアーが自らの体験を先んじて話してしまうことがあります。
インタビューの経験がない人がしがちですが、話を聞いているつもりがだんだんと自分の話をしてしまったり、サービスの今後の展望を熱く語ってしまったりと、気づいたらどちらがインタビュアーか分からない状況に・・・。
話すのはあくまでユーザーだからユーザーインタビューです。
この点を忘れてしまうと、あとで音声データを聞いたら話しているのが自分ばかりといった失敗に終わってしまいます。
ユーザーの意見ではなく体験を聞く
インタビューが進んでいくとあらぬ方向に話が進むこともありますが、抑えるべきことを抑えていれば問題ありません。
それはユーザーの意見ではなく「体験を聞く」といった点です。
ユーザーは自分の意見を言いたがりますが、意見を参考にするのではなく、あくまで参考にするのはその人の体験です。
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