「コミュニティ」という言葉はひとつのバズワードのようになっています。
もともとマーケティング用語ではありませんが、昨今ではマーケティングの文脈で語られることも非常に多くなっていますよね。
今回は、2018年という今のタイミングで、なぜコミュニティに注目が集まるのかを紐解いてみましょう。
・・・今がコミュニティの時代だと言われる理由は何でしょうか?
選択肢がとても多い時代
モノと人を取り巻く現代の状況を俯瞰してみると、今は「モノ余り」の時代だと言えます。
本当に必要なモノに限らず、まるで個々人の趣味趣向に合わせるかのように、細分化されたニーズに応えるプロダクトがたくさん世に出ています。
顧客にとっては選択肢がとても多く、ともすれば迷ってしまうくらいです。
ブランド側にとっては、顧客に知ってもらうだけでも一苦労ですが、そこからさらに一歩進んで選んでもらうには、相当な努力が必要な時代だと言えます。
知ってもらったら理解してもらいたい。
ただ知ってもらうだけであれば、PRに力を入れたり、広告に予算を投下することでリーチ力を強化することはできます。
もっと乱暴に言ってしまえば、お金をかければ「認知」のフェーズは成果を出すことができます。しかし、知ってもらうだけではダメで、知ってもらったら理解してもらいたいですよね?
先述したように、モノ余りの時代です。競合となるプロダクトもたくさんあります。
よほど魅力的な何かがないと、顧客がパッと見ただけで良さが伝わるプロダクトは希少です。2018年の今、各ブランドはそういった状況下にいると言えます。
こういった状況でブランドが考えなくてはならないのは、いかにブランドのこと/プロダクトのことを理解してもらうか?ということです。
他のブランドではなく自分たちを選んでもらうには、より深くブランドのことを伝える必要があります。
端的に言ってしまえば、「理解促進のフェーズがとても重要」な時代なのです。
コミュニティが必要
では何の理解を促進するのかと言うと、たとえばこういったことです。
- ブランドの思想や哲学
- プロダクトが作られた背景
- プロダクトに込められた想い
- ブランドが目指す世界観 etc.
列挙していくとまだまだありますが、ブランドがこれらを伝えようとした時に、オンラインの施策のみで行うのは難しいものがあります。
そこで人と人とのつながりを、単発ではなく継続的に生み出して維持していくための何かが必要です。
コミュニティはオンラインで完結せず、オフラインでの交流があります。
また、うまくテーマを設定してこまめにコミュニケーションをとることで、温度感を保つことができ、コミュニティを通じてブランド理解を促進することができます。
「2018年がコミュニティの時代だと言われる1つの理由とは?」この問いの答えとしては、ブランドの理解促進をする上で、コミュニティが最適(だと思われる)からです。
本当に最適なのかは、これから様々な成功事例と失敗事例が出てくるはずなので、おって観察していきたいと思います。
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