アドエビスではユーザーの皆様向けに、より良い成果を上げるためのナレッジシェアを目的としたAD EBiS MEETUPを行なっております。
今回はAD EBiS MEETUP#10と題して、オウンドメディア『データのじかん』の編集長である、ウイングアーク1st株式会社の野島様にお越しいただきました
オウンドメディアの必要性が声高に叫ばれた時代は過ぎ、昨今では大手企業ですらオウンドメディアの閉鎖を決めるといった現象が起きています。
今もなお継続して成果を上げるオウンドメディアは、いったいどのような運営をしているのでしょうか。『データのじかん』がどのような成果を上げ、その成果をどのように評価しているのかを野島様にお話いただきました。
Webメディアの4分類
まずは前段として弊社イルグルムのカスタマーサクセス部 渡部から、昨今のオウンドメディア事情について紹介いたしました。
Webメディアと一口に言っても、その目的によって成り立ちは様々です。そこで渡部はWebメディアを以下の4種類に分類して整理してみました。
この分類の特徴は、コンテンツに出てくる商品・サービスを自社 or 他社で大きく2つに分類している点にあります。
“自社”には、新規顧客の獲得を主な目的にしている「獲得特化型LP」に加え、よりオンラインでの人のつながりや人の繋がりやブランディングを目的とした「コミュニティサイト・ブランドサイト」があります。
オウンドメディアは一般的には自社で運営するメディアを指すので、この分類ではこちらに該当します。
一方、“他社”にはタイアップ記事やキュレーションサイトのように、広告出稿費をもらう代わりに他社の商品・サービスを読者に紹介するメディアもあると、渡部から紹介がありました。
ちなみにウイングアーク1st様が運営する『データのじかん』は、自社運営のオウンドメディアです。読者が知りたい周辺情報を詳しく発信しているメディアですが、間接的に自社サービスの新規顧客獲得においても成果を上げています。
ただ『データのじかん』の場合、オウンドメディアでありながら先ほどの4分類における”他社”に該当するように、他社のサービスも並行して紹介しています。
このような運営ができるのは、『データのじかん』がユーザー満足度を追求する非常にバランスがとれたオウンドメディアであるからではないでしょうか。
オウンドメディアが閉鎖に追い込まれた2つの理由
さらに渡部から、昨今オウンドメディアが閉鎖に追い込まれた事例の紹介と、その理由について言及がありました。
渡部が挙げた理由は大きく2つで、「検索エンジンのアルゴリズム変更」と「費用対効果を証明する難易度が高い」といったものです。
オウンドメディアは検索エンジンに最適化するのではなく、編集体制をしっかり整え、ユーザー満足度が高いコンテンツを作ることが必要です。さらに、良いコンテンツを作れたとして成果を正しく評価しなくてはなりません。
「ユーザー満足度が高いコンテンツを継続的に作り、成果を正しく評価する」と口で言うのは易しいものの、オウンドメディアが閉鎖する昨今の状況から見ても、決して簡単なことではありません。
広告換算で2,500万円のオウンドメディア!?
ウイングアーク1st株式会社の野島様から、『データのじかん』についてお話がありました。そこで、いきなり驚くべき数値の共有が!
『データのじかん』の各コンテンツが生むセッション数を、検索連動型広告を運用した結果と仮定して広告換算すると、なんと単月2,500万円もの価値があったそうです。
これは日頃追っているKPIではなく、あくまでオウンドメディアを多面的に捉えるためのKPIの一つに過ぎないとのことです。しかし、『データのじかん』が適切なキーワードで多くのセッションを生んでいることがよくわかります。
さらに『データのじかん』を運営する上での姿勢や考え方、成果をどのように評価するかのKPIの話が続き、他では聞けない貴重な話に一同ぐっと見入ってしまいました。
もっと詳しいお話も書きたいのですが、イベントレポートなのでここまでにさせてください。ホワイトペーパーには『データのじかん』が成果を上げる裏側の話までまとめたので、気になった方はぜひ無料ダウンロードしてみてくださいね!
最後は懇親会!
野島様の貴重な話に聴き入っていたら、あっという間に時間は過ぎてしまいました。最後はお楽しみの懇親会です。
真剣なビジネスの話の合間に笑顔があり、お酒を飲みながらいろんな話をして盛り上がり・・・最後は無事お開きとなりました。
以上でAD EBiS MEETUP#10のレポートを終了します!