<その1>3フェーズごとにリトルブランドが熟考すべきマーケティング戦略

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まだ無名で、資本力もなく、これから成長していこうとする『小さなブランド』をリトルブランドという言葉で表現してみました。

リトルもブランドも言葉としてはありふれていますが、組み合わせるとどうやらオリジナルかもしれません。(検索しても出てこない)

さて、今回はそのリトルブランドが成長していくにあたり、少しずつ有名になっていく各フェーズでどのようなマーケティング戦略をとるべきなのかを考えてみましょう。

事業の性質やビジネスモデルは千差万別なので、どのブランドにも必ず当てはまる普遍的なものではありませんが、3フェーズに分けてみました。

リトルブランドの成長3フェーズ

前提として、ここに書かれていることは通説ではありませんし、特に広告業界にいる方にとってみれば、どんなフェーズであれ ”広告の力” を借りるべきだとお思いになるかもしれません。

(必ずこれが正しいからこうしなさい。)といったスタンスではなく、あくまで資本力がないリトルブランドの場合はこういったフェーズに分けることもできる・・・といった視点で見ていただければと思います。

1. 無名でプロダクト力が弱いフェーズ

最初からプロダクトに絶対の自信があり、それが過信でないなら話は別ですが、どんなブランドでも最初につくるプロダクトは力が弱いものです。

いや、もちろんフレッシュで今までにない視点で作られていたり、「あっ」と驚く何かがあるものですが、改善の余地がたくさんあるといった意味では、まだまだプロダクトに力はありません。

1-1. 広く告げるよりも大切なこと

このフェーズでいくら広告(広く告げる)をやっても、一度は手に取ってくれたとしても、二度目はない可能性が高いでしょう。

なぜならプロダクトの良さは、一瞬で理解できるほどのものではありませんし(あえて断言しました)、広告は基本的に一瞬ないしはそれに準じる、比較的短い時間での出会いだからです。

しかし、一方でリトルブランドには立ち上がった経緯や背景があり、創業者の想いがあるはずです。

それはつまりストーリーであり、ストーリーがあれば様々なコンテンツをつくることができます。

コンテンツを作り、ストーリーを地道に発信することこそ、広く告げるよりも大切なことではないでしょうか?

リトルブランドにこそコンテンツ作りをオススメしたい理由には、PRではない純粋なコンテンツは、広告に比べて資本力を必要としないといった背景があります。

それなのに、人々の心を捉えることができたら、人々が自ら進んでそのストーリーを発信したり、シェアしてくれたりします。なんてお得で有意義な話でしょう。(コンテンツマーケティングについては、こちらにも詳しくまとめました。)

さて、ここで終わってしまうと(結局、コンテンツマーケティングの話?それなら何回も聞いてきたよ。)と思う方もいらっしゃると思います。

それに、質の高いコンテンツを継続的に作り続けるということが、いかに難しく大変なことなのかは、経験者は特に理解していることでしょう。

そこで熟考したいのが、コミュニティです。

インターネットを使ったスケール性の高いマーケティング施策に比べて、コミュニティはとてもアナログでスケールするものではありません。

しかし、このフェーズではとても重要なことだと言えます。(<その2 >につづく)

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