どのサービスが自社のマーケティング課題に対して、どのようなソリューションが最適なのか?それを知ることは簡単なことではありません。
リサーチにおいても問題は同様で、サービス自体は数多くありますが、なかなか良いものが見つからないと思う方も中にはいるでしょう。
そこで今回は、そのヒントになりそうな、リサーチで「取得できる3つの情報」について見ていきたいと思います。
リサーチで取得できる3つの情報
リサーチサービスで取得できる情報には、大きく分けて3つのものがあります。
デモグラフィック情報
1つ目はデモグラフィック情報です。
デモグラフィック情報とは、いわゆる属性と呼ばれるもので、性別、年齢から、学歴、家族構成、居住地域、年収、職業などのことを指します。
アンケートを受けた経験がある方は、最初にこういった項目を聞かれた記憶があるはずです。多くの場合、最初にデモグラフィック情報を取得します。
サイコグラフィック情報
2つ目はサイコグラフィック情報です。以前、このようにご紹介しました。
サイコグラフィックとは、顧客の心理的な特性のことを指します。
基本的には顧客アンケートから変数を抽出して、顧客の嗜好性・好み・価値観・興味関心といった内面を捉えてセグメンテーションをかけます。
年齢・性別といったわかりやすい情報に比べて、抽象的な情報なので、セグメントをかける側(つまり私たちマーケター)の観察力が大いに問われると言えます。
マーケティングにおいては、心理的な特性は非常に重要なヒントになるので、サイコグラフィック情報が重要であることは言わずもがなです。
ヒアリング情報
3つ目はヒアリング情報です。つまり、ヒアリング情報とは顧客の声のこと。
リサーチから得られるヒアリング情報のような定性的な情報は、普段ブラウザの数字(効果測定ツールなどの管理画面など)と睨めっこしても得られない、非常に貴重なものです。
定量的なデータは母数が必要であり、数があって初めて意味を成していく性質を持ちますが、ヒアリング情報はたった1人の顧客の声でも、大きな気づきを得られることがあります。
その声が多ければ多いほど、おそらく顧客全体では同じように考える人が多いはずで、早急に対処すべき問題なのかもしれません。
リサーチサービスの導入事例
最後に、このヒアリング情報から施策を展開して良い成果を上げた事例をご紹介します。
https://www.ebis.ne.jp/actual/ecc/
株式会社ECC様は、アドエビスリサーチを導入したことで、「コンバージョンしなかったユーザーの本音」を聞くことができたと言います。
確かに多くの場合、コンバージョンに至るユーザーは全体の1%以下です。この人たちの行動ログだけでは、ほんの一握りのユーザーの行動を知ったに過ぎません。
株式会社ECC様の事例に対して、このような言葉もありました。
通常は、アクセスデータを貯めて、解析して、さらに当初の予測と摺合せたりしながらサイト改善への案を立てるという流れになるじゃないですか。
でも、アドエビス リサーチは(アドエビスを元々お申込みされている方ならリサーチするだけで)意見や改善点をユーザーから直接聞くことができるので、そのスピード感というか、効率的なところが魅力的だと思いましたね。
このことにより、課題解決へのスピードが格段に上がったそうです。
リサーチサービスは数多くありますが、今回ご紹介した4つの情報のどれか、あるいは全てが取得できるのか?といった視点は必要です。
まずは自社がリサーチをする目的を明確にして、適切な情報を取得できるリサーチサービスを選びましょう。
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