すでに筆者のまわりでも、いくつかコミュニティを作ろうとして失敗した事例が出ています。2018年はコミュニティの時代と言ってもいいかもしれません。
何を隠そう筆者自身も、過去にいくつかコミュニティを作ろうとして失敗しています。
ちなみにそのどれもが自然消滅でした。
そんな風にならないように、今回は自身の経験や周りの人の声から「失敗するコミュニティの特徴」を5つほど挙げてみました。
1. 運営メンバーの熱量が低い
最初に挙げたいのはこれです。運営メンバーの熱量が低いという問題。
こればかりはどうしようもないのですが、コミュニティはそもそも何かに熱狂する人たちの集まりであるのが望ましいです。
そう考えると、運営メンバーの熱量が低いというのは問題です。
いくら良い雰囲気づくりをしても、熱量の低さは参加する人に伝わってしまうものです。
2. 共通するテーマがない
コミュニティはいわば共同体です。集った人々に共通するテーマがないのであれば、それは普通の食事会と何が違うのでしょうか?
共通するテーマをもち、そのテーマをベースにいろんな会話が発展するのです。
ノンテーマでは何かが発展したとしても、継続性がないと言わざるを得ません。
3. 共通する目的がない
テーマがあっても、目的がなくてはコミュニティの自然消滅は免れないでしょう。
人が集まるのは、何か目的があるからです。
一回や二回であれば、なんとなくの理由で人は集まりますが、共通の目的がなければ集まり続ける意味がありません。
4. 誰でも気軽に参加できる
コミュニティを作るなら、なるべくたくさんの人に集まってもらえるように、誰でも気軽に参加できる方が良いと考える人は多いでしょう。
これは決して間違いではないのですが、より密度が濃くて深いコミュニケーションがとれるコミュニティを作りたければ、「誰でも」参加できるようにするのは失敗です。
「誰でもOK」にして、敷居を設けなければ、それだけ多様な意志を持つ人が集まります。
共通の目的をもち、共通のテーマで話をしたり、なんらかのアクションをすることを考えると、それでは会の進行が難航するかもしれません。
5. 入りやすく・出にくい
前章でお伝えした通り、「入りやすい」コミュニティは意志統一が難しいので、ある程度の条件があり「入りにくい」コミュニティの方が良いでしょう。
出るときは逆で、「出にくい」よりも「出やすい」コミュニティの方が良いです。
継続する意志を失った人を何らかの形で縛り付けてしまうのは、その人にとってもコミュニティにとっても損しかありません。
なので、「入りやすく・出にくい」コミュニティは失敗しやすく、「入りにくく・出やすい」コミュニティが良いでしょう。
以上が失敗するコミュニティの5つの特徴です。何かヒントを見つけていただけたら嬉しく思います。
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