嫌われるデジタルマーケティング?顧客の声を聞いてそれを避ける方法とは

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デジタルマーケティングと聞いて、どんな印象を持ちますか?

テクノロジーや最新のトレンドが好きな方は、ワクワクしたり好奇心をかき立てられたりしますよね。しかし一方で、もしかしたらあまり良い印象を持っていない人もいるかもしれません。

時は2017年、インターネットがこの世に普及してから随分と時代は移り変わりました。

かつてインターネットがごく一部の人のものだった時代は露見しなかった、顧客の小さな不満も、ここまでインターネットが一般化した今は無視できないほど大きくなります。

顧客不在のデジタルマーケティングは、いずれ嫌われてしまうかもしれません。

今回は、デジタルマーケティングの世界を俯瞰してみた後、最後に嫌われないために「顧客の声」を聞く方法をご紹介します。

1. 伸び続けるデジタルマーケティング

こちらはインターネット広告費の伸長率を折れ線グラフにしたものです。

データ出典元:株式会社 電通ニュースリリース / 画像引用元:【グラフ&表】日本の広告費推移(2005~2014年)

このグラフを見てもわかる通り、ここ10年程度で、デジタルマーケティング領域のクライアント予算は成長し続け、関連するテクノロジーやサービスも拡大し続けていることも示唆されます。

さらにムーアの法則でも知られているように、テクノロジーの進化は時に指数関数的に加速していきます。

こうした急激な環境の変化下においては、実に効率を良くすることに注意が向いてしまい、(すぐには変われない)人間の感覚が置いてけぼりになってしまうことはないでしょうか?

2017年の今なお、デジタルマーケティングの世界を良く観察してみると、顧客に嫌われても仕方がないようなものを発見することがあります。

2.顧客不在のデジタルマーケティング?

例えば、画面いっぱいに露出するWEB広告に出会ったことはありませんか?

もし、次のページを楽しみにクリックしたのに、まるで視界を遮るかのようにWEB広告が全面に表示されたら、良い気分になる人はいないでしょう。

企業側にとっても、顧客がせっかく好きだったブランドのことを嫌いになるかもしれないと考えたら、出稿しない方が良いという判断になってしまいます。

インプレッションさえすれば記憶に残るからとか、誤クリックだとしてもクリックしてくれれば良いなど、甘い考えでは顧客から嫌われても仕方がありません。

おそらく、出稿する側もそんなことは毛頭考えていないと思いますが、実際にこのようなWEB広告は散見されます。

また、動画広告の自動再生も人によっては迷惑だと感じるでしょう。

急に音声が流れ出したり、画面の他の箇所を見ていたのに集中力を削がれたりと、せっかく良い動画だったとしても嫌悪感を抱いた経験がある方もいると思います。

厳しい口調になってしまいますが、これらはまさに「顧客不在のデジタルマーケティング」だと言えるでしょう。これでは顧客に嫌われても仕方ありません。

3. ところでマーケティングとは?

ところで基本に立ち返り、マーケティングとは何でしょうか?

アドエビスマーケラボでも何回かテーマにしましたが、マーケティングは以下のように3つに分解することができます。

顧客を見つける(創造する)
顧客を確かめる
製品を改善する

参考:「マーケティングの仕事って何?コトラーの力を借りて3つに分解してみた」

もしスティーブ・ジョブズ氏のような天才であれば話は別ですが、私たちは顧客を見つけて、確かめ、製品を改善するために、顧客の声を聞く必要があります。

デジタルマーケティングではクリック数やコンバージョン数といった定量的なデータが重視されがちですが、「顧客の声」をきちんと聞くことができれば、先に挙げたような「顧客不在のデジタルマーケティング」は無くなるのではないでしょうか?

デジタルマーケティングで「顧客の声?」と疑問に持ったあなた、実はリサーチサービスを使えば、定量的なデータだけではなく、定性的なデータも収集することができるのです。

リサーチ連携なら、Webアンケート調査とアドエビスで取得した行動ログデータをマッチングさせ、実際に接触したお客様から生の声を聞くことができます。

データには現れない具体的な声を収集して、Webサイトや広告の施策において、今まで以上に具体的な改善を行うことができるのです。(ぜひチェックしてみてください!)

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