2017年の今、様々な動画サービスが立ち上がり、動画コンテンツが充実し、家にいても出掛けた先でも動画を楽しめるようになりました。
日本国内では、Abema TV(アベマティーヴィー)が国産動画サービスの本丸として躍進を見せていますが、最近ではFacebookを始めとする海外IT界の巨人も、動画関連で動きを見せています。
環境もプレイヤーも揃ってきた2017年。2017年こそ、何年後かに振り返った時に動画元年と呼ばれるかもしれません。今回は、3つのトピックスをまとめてみました。
1. 会員数が右肩上がりのAbema TV
AbemaTVは、サイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資する、株式会社AbemaTVが手掛ける「インターネットテレビ局」です。
2016年4月11日に開局してすぐに、1ヶ月も経たずに200万ダウンロードを突破しました。
巨額の投資は元より、テレビ離れをした若者が持て余した時間にしっかりと食い込んだことで、このような素晴らしい結果に繋がったのでしょう。
ちなみに、2017年2月最新のデータでは、1月26日発表のサイバーエージェントの第1四半期決算にて、開局から9ヶ月で1,300万ダウンロードを突破したと報じられました。
年末年始のWAU(Weekly Active Users)は500万を突破し、開局時の119万から4倍弱に伸ばしています。サイバーエージェントとしては、今後も収益化を視野に入れつつ投資を続けていくでしょうから、まだまだ会員数は右肩上がりのまま伸びる見込みです。
2. 有料の月額課金に踏み切るAbema TV
ただ、Abema TVは直近で新しい動きを見せています。
サイバーエージェントが決算で、AbemaTVのプレミアムプランを刷新した新サービス「Abemaビデオ」を発表しました。
現行のプレミアムプランでは、放送後の番組を視聴できる「オンデマンド」機能が利用できるサービスのみを提供しており、価格は月額960円となっています。
今回発表された「Abemaビデオ」は、既存のプレミアムプランに、映画等の動画コンテンツが見放題になる機能を追加したものですが、何と価格は据え置きです。
サイバーエージェントは、「Abemaビデオ」を月額制の動画配信サービスとして盛り上げて、2017年、NetflixやAmazonプライムなどの競合との戦いに臨むことを決めたのでしょう。
3. IT界の巨人、Facebookのライブ動画
AbemaTVによるインターネットテレビ局の台頭と共に、IT界の巨人、Facebookも動画関連サービスの土台を整えています。
Facebookは2016年2月に「ライブ動画」を一般ユーザー向けにリリースし、ユーザーによるリアルタイムでの動画配信が可能にしました。
また、Instagramでは、投稿から24時間後に動画や画像が消えるという機能「Instagram Stories」を2016年8月にリリースし、2ヶ月後には、1日あたりの閲覧者数が1億人を突破したとCEOがコメントしました。
動画マーケティングの可能性
こうした動きを見る限り、今後も動画コンテンツは増えていくことは間違いなく、生活者が動画に慣れれば慣れるほど、動画マーケティングの可能性が広がることも予想されます。
そこで、動画マーケティングをすでに実施されている方も、これからの方も、考えなくてはならないのは効果測定方法ではないでしょうか?
特に複数の施策が同時並行で走っている時は、動画も含めたマーケティング施策全体の効果測定を余すところなく実施する必要があります。
世の中に計測ツールは様々ありますが、顧客のタッチポイントを可視化して、動画を含む施策ごとの良し悪しを判断するには、「カスタマージャーニー分析」をオススメします!
参考:
Abema TV「サイバーエージェントとテレビ朝日が手掛けるインターネットテレビ局「AbemaTV」が本開局 音楽やスポーツなど、新たに12チャンネルを追加し、本格放送開始」
Abema TV「Google Play発表「Best of 2016」日本版にて インターネットテレビ局「AbemaTV」が「2016年 ベストアプリ」を受賞」
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